2021年 沖縄の米軍基地反対運動を取り上げたテレビ番組。その報道にはある偏った見方がされていました。
その報道に対する抗議で注目を集めたのが「のりこえねっと」という団体。
団体の活動分野から、その正体は謎に包まれています。
そこで今回は、のりこえねっとがどのような団体なのか、その正体についてまとめてみました。
のりこえねっとの団体プロフィール!
さっそくですが、のりこえねっとの団体プロフィールについて見ていこうと思います。
のりこえねっと公式Twitter-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-ヘイトスピーチは無知と孤立から生み出されます。何もできなくても叩かれている人のそばに寄り添う。そんな思いをつなげていくためにこのネットワークを立ち上げました。#norikoenet
— のりこえねっと (@norikoenet) May 26, 2014
団体名:のりこえねっと
正式名称:ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク
設立年:2013年
種類:人権団体(任意団体)
代表者(敬称略):辛淑玉 ら21名の共同代表[※参考:のりこえねっと共同代表]
人種や宗教、性別、ある特定の指向などを理由に、個人や集団に偏った視線を送ったり、人間の価値や能力を決めつける思想や行動は、世界中で問題視されています。
のりこえねっとは、そのような問題で悲しむ人、声を上げづらい人に焦点を当て、支援活動をしている団体です。
のりこえねっとの主な活動って?
では、のりこえねっとが「何もできなくても叩かれている人のそばに寄り添う」ための具体的な活動とはどのようなものでしょうか?
今回は3つのトピックに分けてご紹介します。
ニュース女子問題
「ニュース女子」という地上波の番組がきっかけで裁判にもなった問題です。
この裁判で「のりこえねっと」の団体を知った方もいるのではないでしょうか?
テレビ番組「ニュース女子」の報道にて、団体の共同代表である辛淑玉さんらが行った沖縄の米軍基地反対運動に対する偏った報道、視聴者への印象操作が行われ、
その報道に対して、2021年名誉毀損で訴えを起こしたものとなります。
[※参考:「ニュース女子」制作会社に賠償命令 基地反対めぐり名誉毀損認定]
「何もできなくても叩かれている人のそばに寄り添う」ために
勇気を出した訴えだと思います
普段から意識していないと、メディアで言われていることが例え偏った考えだとしても「事実」「正」だと思い込んでしまいがちです。
このような訴えをすることによって、当事者でない人にも「意識させるきっかけ」になったのではないでしょうか?
デモ活動「東京大行進」への参加
続いてご紹介する活動は、「東京大行進への参加」です。
これは、人種・民族、宗教などに関する偏った見方に声を上げ反対し、多様性のある民主主義社会を求めることを目的としたものでした。
韓国メディアもこの活動について取り上げており、国境を越えて注目されていたようです。[※参考:일본 정치인이 전하는 혐한 시위의 살벌한 실태]
開催された日本国内だけでなく、他国も関心を向ける活動の一端を担っていたのですね。
のりこえねっとTV
最後にご紹介する活動は、YouTubeチャンネル「のりこえねっとTV」です。
このチャンネルの目的は人権問題を無くしていくための情報発信を行うこと。
無知と孤立から生み出される、ある特定の個人や集団に対する偏った視線。
当事者でなくても現状を「知る」ことができるチャンネルではないでしょうか?
特に2023年4月から本放送が開始された「のりこえねっとニュース」。
各地で問題視されている偏った考え、その行動に対抗する活動者の情報をリアルタイムで知ることができます。
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、「のりこえねっと」の正体について見てきました。
まだ課題が多く残る、特定の個人や集団への偏った視線・行動にメスを入れ、情報発信・活動している団体ということがわかりました。
無知から生まれる「人権問題」。
一人一人の意識が、それを無くすきっかけになり、多様性のある民主主義社会が実現されるのだと思います。
「のりこえねっと」の今後の活躍にも期待したいですね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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